京都で粉瘤を治療する|粉瘤の手術はすぐに受けるべき?

はじめに

粉瘤というのは、見た目が明らかに異常なので見つけたら早く病院で治療しなくちゃと焦ってしまいますね。しかし、その手術にリスクはないのでしょうか。副作用とか後遺症、失敗例などがあればそれらもちゃんと理解したうえで治療法を選択していく必要があります。また、病院によっても技術の違いや価格の差などがあることでしょう。納得して治療を受けるために、京都だったらどのような施術が行われているのかについてご紹介します。

粉瘤の治療は形成外科が良いのか

形成外科というのは、見た目で悪い部分があればそれを整えるという方向性の病院です。ですから病気ではないコブやホクロなどは形成外科にお任せすればいいですね。しかし、それが腫瘍である場合や、痒さや痛みがある場合は皮膚科で診てもらったほうが良いように感じます。なぜなら、下手に刺激すると悪化してしまうリスクがあるかもしれないからです。粉瘤の治療はくり抜き法などが定番ですが、やはり皮膚を切ったら痕が少なからず残ります。ほくろの手術痕と同じように、時間が経てば薄くなっていく可能性もありますが、それまでは女性だったら過度に気に病んでしまうかもしれません。といっても、やはり粉瘤の方が見た目的には我慢ができないという方が多いであろうと推察するので、お近くの形成外科、皮膚科でまずは相談してみることをお勧めします。範囲が狭いとはいえ、皮膚に傷をつける手術になりますから施術者や院長の応対や説明などを聞いて、もし不信感を持ったり横柄さなど不安になるような点があれば他の病院を訪ねてみると良いでしょう。やはり、全国を見れば悪い評価を付けられているお医者さんもあるわけです。京都はどうか、せっかくインターネットがある時代ですから口コミを確認してみると良いでしょう。

粉瘤は手術が絶対必要なわけではない

意外ですが、見た目のすごさとは裏腹に危険な腫瘍ではありません。ホクロを取る時に、長時間ハーブのクリームなどで刺激を与えていると過剰分が白い細胞の盛り上がりとなって現れます。見た目はちょっとまずいですが、いきなり皮膚の深層部が傷付けられたのでそれを修復するために体の細胞が頑張った証です。ですが、ぴったり丁度傷を埋めるのに必要な細胞を作れなくて余り過ぎてしまったためそれが醜い痕となって悩みの種になってしまいます。その点は、やはり資格のない素人が自分の判断で治療を行ってしまうことにより起こりやすいと言えます。レーザーや薬剤、何を使うにしても適量をわきまえている医師に行ってもらう方が安全なことは確かです。そして傷跡を早く改善するような塗り薬なども処方してもらえることでしょう。粉瘤は良性なのでガンとは違い無理に切り取るように勧められることはありません。ですから放っておいても大丈夫なのです。しかし、膿が増えて傷んできたり、炎症が激しかったりという場合はそれを外へ出さなくてはいつまでも改善しないでしょう。謎の水泡や水ぶくれなどが現れた時、表面の幕を思い切ってプツンと穴を空けたら膿がドロドロ出てきたとびっくりした人もいるようです。蓄膿症もそうですが、やはり基本は排出することが大切です。放置によってかなり膨らんで肥大化してしまい、炎症が悪化してくることもあるので、やはり早いうちに摘出してしまったほうが良いという意見もあります。

粉瘤の手術は日帰りで大丈夫か

簡単な施術になりますから、もちろんその日に帰れます。病院に泊まり込む必要はありません。ワキガなどの場合だと、かなり大掛かりな固定が必要になりますが、こちらは皮膚の一部分にできているだけなのでその必要もありません。しかし、術後の痛みはどうなのか、切り取っている時の麻酔などについて不安があるという方が多いことでしょう。
もし、悪化して巨大になっている粉瘤の場合だと、局所麻酔では済まないことになるかもしれません。場合によっては全身麻酔が必要で、その日は入院ということになる場合もあるでしょう。しかし、普通のサイズの粉瘤なら局所的な麻酔のみで、短時間で終わらせることができるので、やはりなるべく初期の段階で皮膚科もしくは形成外科に問い合わせてみたほうが良いでしょう。麻酔の針自体が痛すぎたという感想を持つ人もいるようですが、近年は蚊の針を参考にして、できるだけ痛くないように設計して製造した針というのもあります。そして本格的な局所麻酔の準備として麻酔クリームを塗ってくれるなど、ペインコントロールに対して親切でケアの行き届いた医院もあります。ですから値段の安さよりも痛みがなるべく少ない施術をしてほしいという人は、ある程度何件かの医院に聞いてみる必要があるでしょう。

粉瘤の手術費用と保険について

粉瘤というのは、摘出するのにどのくらいのお金がかかるのか気になりますね。ガンではない良性腫瘍なので、はたして保険は適用されるのか。もっとも、放置して巨大化すると炎症によって悪性のガンと化す恐れもあるといわれています。
そうなったらまた手術の規模も違ったものになってくるでしょう。一般的な粉瘤の施術料は、医院にもよりますが粉瘤の膨らみ方が3センチ~4センチ以上、大きくなるに比例して高くなっていきます。2センチ未満なら5,000円台で受けられるところもあります。
意外と手頃な価格ですね。大胆に切開せずに、少しの切り口から中身を取り除くような穏やかな方法で行われる手術は、傷跡も少なく目立ちにくくなります。そして、皮膚腫瘍治療のクリニックだと保険も適用するようです。形成外科で行った場合など明らかに見た目目的だと保険がきかないこともあるといいます。
ですからやはり病気を扱っているようなところで手術を受けるのが適切かもしれません。費用は、顔など目立つ部分にあるとやはり施術する方も技術が必要ですしプレッシャーもかかるので費用が高くなる場合があります。
服で隠れる部分は、1000円ほど安く手術できるようです。粉瘤が大きい場合でも、1万5000円ほどで済むので、このまま放置するか、そうではなく時間ができたらクリニックを探してみるか、検討してみてください。

まとめ

粉瘤は、あまり怖くない病気であることを理解していただけたかと思います。しかし再発することもあります。それは、手術で袋をしっかり摘出しなかった場合です。つまり中身の膿を出しただけでは入れ物である袋がそのまま放置されているので、また中身が詰まってきてしまい再発の可能性があるということです。ですから自己流で対処しようとせずに、手術を受けたほうが良いでしょう。そうすることにより再発を防ぎ完治させることができるのです。

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