目次
はじめに
この記事はこんな方におススメ
粉瘤がどんな病気なのか知りたい
粉瘤の手術方法を知りたい
粉瘤を即日対応してくれる医院を知りたい
粉瘤は男女ともにかかる可能性のある皮膚の病気です。初期は、それほど大きくならず、痛みもそれほど伴わないため、つい放置してしまいがちになります。しかし実は、大きくなると痛みを伴うようになり、日常生活に影響を及ぼします。
関西地方、特に大阪周辺に住んでいる人で、今すぐ粉瘤の手術をしたいという人であれば、やはりアクセスのよい難波あたりで受診したいと思うのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、粉瘤とはどんな病気なのか、その手術方法や難波で粉瘤の手術に即日対応してもらえるクリニックはあるのか紹介したいと思います。
粉瘤はどんな皮膚疾患なのか
粉瘤の治療法
粉瘤治療の病院を選ぶ時の注意点
粉瘤とはどんな病気なのか
まず、粉瘤とはどんな病気なのか説明しておきます。
アテロームとも呼ばれる皮膚の内側に袋状の瘤ができて、そこに皮脂や垢といった老廃物が溜まることで発生する良性の腫瘍のこと
本来、老廃物は剥がれ落ちるのですが、何かしらの原因で皮膚の内側に袋が形成され、そこに溜まってしまうことで粉瘤となります。初期の粉瘤の症状は、小さな膨らみができる程度ですのであまり気になりませんが、段々袋が感染して炎症化するため、急に腫れたり、痛みが強くなったりすることもあります。放置すると破裂する可能性もあります。破裂すると激痛を伴うため、日常生活に大きな支障をきたします。
粉瘤と似ている皮膚疾患
おできと呼ばれるものには、たとえば、「ほくろ」や「イボ」といったものをはじめ、「ケロイド」、「血管腫(けっかんしゅ)」、「脂肪腫(しぼうしゅ)」といったようにたくさんの種類があります。また、見た目が粉瘤と似ているものもあるため、自分ではなかなか判断が付きづらいこともありますので、専門の医師にすぐに診てもらうのが賢明です。
粉瘤は炎症性であるため、強い臭いを発するという特徴があります。そのため、臭いを、粉瘤だと見分ける判断材料とすることもできます。したがって、おできから激しい臭いがする場合は、粉瘤かもしれないと疑ってみる必要があります。
粉瘤の治療について
粉瘤は、そのまま放っておいても大きな問題にはなりません。そのため、特に害がない場合には、治療する必要はないともいえるでしょう。ただし、見た目的に気になる場合や、粉瘤のできる場所によって視界や動きの邪魔になる場合、さらに炎症を起こし膿が出ているような場合には治療が必要となってきます。
したがって、粉瘤が急に大きくなってきたと感じた場合には、皮膚科や形成外科などで治療を受ける必要があります。
粉瘤は良性腫瘍であるため、必ずしも摘出する必要はありません。しかし、何度も再発を繰り返している場合や、細菌に感染しているような場合には、やはり手術で完治させておくのが賢明といえるでしょう。ちなみに、粉瘤は薬で完治させることはできず、手術以外に完治させる方法はありません。
粉瘤の手術について
手術方法には、紡錘形に切開し嚢胞を摘出する「小切開摘出法」と、 ディスポーザブルパンチという器具を用いた 「くり抜き法(へそ抜き法)」の2つが一般的です。
主な手術法はくり抜き法
粉瘤の手術をする場合、多くのクリニックで行われる方法が「くり抜き法(へそ抜き法)」です。トレパンという器具を用いて粉瘤の中心に小さな穴を開け、そこから内容物を取り出すという手術方法のことです。
通院が一度で済むうえに、痛みを伴う期間も短くなる
炎症を起こしている場合
ただし、炎症を起こしている粉瘤の場合、初診の段階では切開と排膿だけを行い、その後何度も通院して炎症が治まるまで治療を繰り返すクリニックが多いのも事実です。しかし、クリニックによっては、炎症を起こしている粉瘤に対してもくり抜き法の手術を行ってくれることもあります。あらかじめ手術方法をクリニックに確認するのも、忘れないようにするとよいでしょう。
粉瘤の手術費用
ちなみに、粉瘤の手術費用の相場は、大きさや数などによっても異なりますが、保険適応の3割負担の場合であれば、おおよそ4,000~14,000円程度と思っておけばよいでしょう。ただし、この他に診察料や処方料、病理検査費用などが発生しますので、詳細についてはクリニックに確認する必要があります。
手術費用については以下の記事がおすすめです。
難波で粉瘤治療の病院を探すときの注意点
粉瘤の手術がしたいと思っても、「何科の病院を受診したらいいの?」と思われる人も多いことでしょう。粉瘤の手術を受ける病院は
①皮膚科
②形成外科
③美容外科 の3つです。
即日治療したいなら形成外科がおすすめ
粉瘤の手術を受けたいという場合は、形成外科か皮膚科を受診することが一般的です。ただし、今回のようにすぐに手術してもらいたいという場合には、形成外科をおすすめします。その理由としては、形成外科の先生は手術が得意な人が多いため、ほとんどの病院が粉瘤の手術に対応していることと、手術までの流れが非常にスムーズだからです。
しかし、粉瘤ではなく他の疾患の場合や、悪性の腫瘍の場合は、形成外科ではなく皮膚科の方が専門的な診断をすることができるため、まずは皮膚科に行って診断を受けましょう。
皮膚科の注意点
もちろん、皮膚科でも、粉瘤の手術に対応しているところもあります。しかし、一般的な皮膚科は、手術目的以外のお客さんもいるため混雑していることも多く、手術するまでに時間がかかってしまうことが一般的です。粉瘤が単発だったり、サイズが小さかったりすれば対応してもらえる可能性もありますが、粉瘤がたくさんあったりサイズが大きかったりする場合には、他の病院を紹介されることが一般的ですので、残念ながら即日手術してもらうというのは厳しいといえるでしょう。したがって、粉瘤の手術に即日対応してほしい場合には、形成外科のほうが対応してもらえる可能性が高いといえるのです。
難波にも、粉瘤の手術に即日対応してくれるクリニックがたくさんあります。もし「粉瘤かな?」と思った場合には、ご自分のアクセスしやすいところを見つけ、早めに対応してもらいましょう。
まとめ
粉瘤の手術をしたいと思われる人の大半が、粉瘤から膿が出て痛みを伴っているケースです。そのため、苦痛から一刻も早く解放されるためには、やはり即日手術に対応してくれるクリニックを受診するのが賢明といえるでしょう。また、可能であれば、何度も通院する必要のない、くり抜き法による手術をしてもらえるクリニックであることがベターです。今回紹介したクリニック以外にも、難波には粉瘤の手術に即日対応してもらえるところはありますので、ご自分がアクセスしやすいクリニックを探してみるのもよいでしょう。