川崎の病院で粉瘤の治療をする|粉瘤の手術を受けたら日帰りは可能?

はじめに

悪化すると、膿が出たり激しい痛みを伴ったりすることもある粉瘤は、手術で治すことができます。粉瘤の場所や数、大きさにもよりますが、手術時間自体は数10分程度で終了することが一般的なため、クリニックによっては日帰り手術が可能なところも多いです。ところで、粉瘤に悩んではいるものの非常に忙しく、できれば日帰り手術をした後、すぐに川崎に帰りたいという人がいた場合、そんなことは可能なのでしょうか?そこで今回は、そんな願いが可能なのか否かについて、確認してみることにしましょう。

粉瘤の手術は日帰り可能?

まず、粉瘤の手術とは、どのような手術で、日帰りは可能なのかについて説明したいと思います。

粉瘤の手術をする場合、多くのクリニックで「くり抜き法(へそ抜き法)」という術式が使われます。くり抜き法は、「トレパン」という器具を用いて粉瘤の中心に小さな穴を開けることで、中から内容物を取り出す術式のことです。

以前は、粉瘤の手術においては、紡錘形に切除するスタイルが一般的でした。しかし、切除するのに比べて、傷跡が目立ちにくいうえに治療時間が短いというメリットもあるため、くり抜き法が段々と主流になっていきました。クリニックによっては、炎症を起こしている粉瘤の場合でも、くり抜き法で手術を実施してくれるところもあります。この場合ですと、通院が一度で済み、痛みを伴う期間も短くなるため、患者さんにはうれしいところでしょう。もちろん、日帰りすることも可能です。

ただし、現在でも炎症を起こしている粉瘤の場合には、初診の段階で切開と排膿だけを行い、その後何度か通院し続け炎症が治るまで治療を繰り返すというクリニックもあります。よって、この場合には日帰りできるものの、肝心の手術は先送りとなってしまいます。したがって、あらかじめ手術方法をクリニックに確認しておくことを、忘れないようにしましょう。

粉瘤の手術費用について

粉瘤の治療については、手術だけでなく、診断、検査、病理検査に至るまで保険が適用可能で、公費などもすべて適用できます。よって、患者さんの負担はかなり抑えられることになるため、費用面については安心してもよいといえるでしょう。

粉瘤の手術費用は、粉瘤の大きさや数、場所などによっても異なりますが、3割負担の場合であれば、半袖や半ズボンで隠れない「露出部」であれば5,000~14,000円程度、半袖や半ズボンで隠れる部分の「非露出部」であれば4,000~13,000程度が相場でしょう。1割負担の場合には、3分の1ほどの費用と思っておけばよいでしょう。ただし、この他に診察料や処方料で1,000円程度、病理検査費用などが3,000円程度発生する場合がありますので、詳細については受診するクリニックにあらかじめ確認しておきましょう。また、クリニックの中には自由診療を採用しているところもあるため、その場合には保険適用されないため注意が必要です。よって、料金も大きく異なってきますので、事前確認を必ず実施するようにしましょう。

なお、病理検査については、「腫瘍が悪性かもしれない」と医師が判断した場合にのみ実施されます。また、多発性の場合でも、近接部位であれば、医師の判断によって同時に手術することができることもあります。

日帰り手術を希望する場合には形成外科がおすすめ

粉瘤の手術をして日帰りで帰りたいと思うものの、そもそも何科の病院を受診したらいいのか分からないという人もいることでしょう。通常、粉瘤の手術を受けたいという場合には、「形成外科」もしくは「皮膚科」を受診するのが一般的です。ただし、今回のように、手術して日帰りで帰りたいという場合には、形成外科を受診することをおすすめします。

なぜなら、形成外科の医師は手術が得意な人が多く、ほとんどの病院が粉瘤の手術に対応できるため、手術までの流れがとても早いからです。もちろん、皮膚科でも粉瘤の手術に対応しているところもあるのですが、一般的な皮膚科の場合には、手術目的以外のお客さんもたくさんいて混雑していることが多く、手術までの時間も長くなる傾向があります。また、基本的には手術の対応はしてくれても、粉瘤の場所や数、大きさがよっては、他の病院を紹介されることもあるため、そのような場合には日帰りで手術というわけにはいかなくなります。したがって、日帰りで粉瘤の手術をしてほしい場合には、形成外科のほうが対応してもらえる可能性が高いといえるのです。しかしながら、最近は皮膚科でも、粉瘤の日帰り手術に対応しているクリニックも多いため、受診する前に確認しておけば安心でしょう。

粉瘤の手術後すぐに川崎に帰れる?当日、避けたほうがよいことは?

粉瘤の手術をして日帰りですぐに川崎に帰れる場所として考えられるのは、まず、当然のことながら川崎周辺のクリニックが挙げられますが、横浜や渋谷も十分圏内だと思われます。
この辺りには、粉瘤の手術に対応したクリニックが比較的多いので、選択肢は非常に多いと思われます。

なお、手術した当日や翌日が避けたほうがよい行為がいくつかあります。まず、粉瘤の手術当日は出血のリスクが高まるため入浴は控えるべきでしょう。ただし、翌日以降であれば、石鹸を使ってシャワーで傷を洗うこともできるようになります。その場合、「自分で洗うのはちょっと……」という人は、クリニックに相談すれば医師に傷を洗浄してもらうことも可能でしょう。一般的には、抜糸までの1週間程度は、手術による傷口は湯船につけず、シャワーで済ませるのが無難といえます。

また、粉瘤手術後、入浴以外で気になる行為としては、「飲酒」が挙げられるかと思いますが、手術当日、及び翌日は出血する可能性がありますので、飲酒は控えるのが一般的です。ただし、その後であれば、極端に深酒しない限りは大丈夫でしょう。いっぽう、「運動」についても飲酒と同様のリスクを伴うため、手術当日、及び翌日の激しい運動は控える必要があります。翌々日以降は、軽い運動であれば問題ないと思われますが、患部が関節だった場合には、該当箇所をできるだけ動かさないようにしましょう。

これ以外にも、出血のリスクを伴いそうな行為については、手術当日と翌日についてはなるべき避けたほうがよいでしょう。

まとめ

今回紹介したように、粉瘤の日帰り手術をして、すぐに川崎に帰ることは可能だということが分かっていただけたかと思います。川崎は、交通のアクセスがよいため、川崎以外の場所にあるクリニックであっても比較的すぐに川崎に帰ることはできると思いますので、今回の条件を満たせるクリニックはたくさんあることでしょう。ですので、ご自分のご都合に合わせ、最も都合よく受診できそうな理想のクリニックを探してみてください。事前に、クリニックに問い合わせれば、詳細について確認することもできますので、まずは気軽に尋ねてみるのがおすすめです。

Top