船橋で粉瘤の手術を受ける|顔にできた粉瘤の傷は残るのか?

はじめに

粉瘤ができたら、完治させる方法は手術しかありません。しっかりと袋ごと取り除くことで、完治を目指すことができます。手術は比較的手軽にできるものなので、粉瘤が感染して炎症を起こしたりする前に早めに取り除くのがベストだといえます。
しかし、やはり気になるのは粉瘤手術の傷跡が残ってしまわないかということ。特に粉瘤が顔にできたときには、傷跡が気になると思います。そこで、ここでは粉瘤手術の傷跡についてまとめました。

従来の手術方法

粉瘤の従来の手術方法では、メスでひし形に皮膚を切って粉瘤を取り除きます。中にある粉瘤を完全に取り除いた後、糸で縫い合わせていきます。例えば粉瘤のサイズが直径3㎝であれば、切る皮膚はおよそ6~9㎝。この部分を縫い合わせるため、傷の長さも6~9㎝ほどとなります。
この手術方法のメリットは、技術的にそれほど難しくないため多くの医師が施術できるということ、そして完全に粉瘤を取り除けるため再発の可能性が低いということです。粉瘤は、その一部が残ったままになっているとのちのち再発してしまいます。これを防ぐという意味では、従来の手術方法は非常に理にかなっているといえるでしょう。
ただし、メリットがある一方でやはりデメリットもあります。従来の手術方法の最大のデメリットは、傷跡が目立ってしまうということ。目立たないところに出来た粉瘤であればそれほど問題ないかもしれませんが、粉瘤は顔などの目立つ部分にもできます。特に女性は見た目を気にする傾向にあるため、傷跡を気にして手術をためらうことも少なくありません。
確かに、一番重要なのは粉瘤を完治させるということです。しかし、傷跡が目立ってしまっては患者さんにとって大きな精神的負担になってしまうといえるでしょう。

くり抜き法(へそ抜き法)

前述したように、従来の手術方法では傷跡が残ってしまうことが難点でした。そこで近年普及している方法が、くり抜き法(へそ抜き法)です。へそ抜き法では、4㎜ディスポーザブルパンチというメスを用い、粉瘤に小さな穴をあけます。そして、その部分から粉瘤の中に溜まっている垢を絞り出し、最後に袋を切り取ります。
この方法では、従来の手術方法に比べて切る範囲が狭いため、傷跡が残りにくいというメリットがあります。目立つ部分に傷跡ができてしまうのは、特に若い女性にとっては辛いもの。顔などをにできた粉瘤を取り除くときには、くり抜き法はぴったりだといえるでしょう。
またくり抜き法は手術時間が短く、手術そのものに要する時間はわずか5~20分ほどです。従来の手術方法も決して大がかりな手術ではありませんが、それでも10~30分ほどはかかります。所要時間が短い分、くり抜き法は簡単で手間のかからない手術だといえるでしょう。
ちなみに、従来の手術方法にしてもくり抜き法にしてもそれほど強い痛みは伴いません。局所麻酔を打つときの痛みはありますが、怖がるほどの痛みではないといえます。もし手術中に痛みを感じるようであれば、医師に伝えて麻酔を調整してもらうようにしてください。

傷跡が残りやすくなる要因

従来の手術方法に比べると、くり抜き法は確実に傷が残りにくいといえます。特に顔に粉瘤ができて傷跡を残したくない場合にはもってこいだといえるでしょう。ただし、傷跡が残ってしまう理由は手術方法だけではありません。ここでは、傷跡が残りやすくなる要因についてみていきましょう。
年齢
年齢が上がると、それだけ肌のターンオーバーが低下して傷跡の治りが遅くなります。理想的なターンオーバーの周期は、28日。しかし、年齢と共にターンオーバーの周期が長くなり、30~40代では平均的なターンオーバーの日数は45日ほどになるといわれています。
偏った食生活
食生活が偏って栄養バランスが悪くなると、それは傷跡の治りにも影響します。そして、傷跡を治すために特に重要な栄養素がビタミンAとビタミンC。これらの栄養素には皮膚や粘膜を保護する作用があるため、不足すると傷跡が残りやすくなる原因となります。
糖尿病
意外と知られていませんが、糖尿病になると傷の治りが遅くなります。血糖値が高い人は、健常な人と比べて傷の治りが遅いということが明らかになっています。糖尿病の場合は、手術を受ける前に主治医に相談する、いつも以上にしっかりと血糖コントロールをするなどの対策が必要だといえるでしょう。

傷跡を残さないためにできること

粉瘤の大きさや部位、手術方法によっては、完全に傷跡をなくすことはできません。それでも、少しでも傷跡を目立たなくするためにできることはあります。傷跡が治りやすい生活を続けることで、のちのち大きな違いが生まれるはず。ここでは、傷跡を残さないために実践するべきことをご紹介します。
食生活の改善
もし食生活が乱れているのであれば、バランスの良い食事を心掛けることが大切です。外食やコンビニ弁当は極力減らし、栄養のある食事を取るようにしましょう。そして、傷を治すために必ず摂取したいのがビタミンAとビタミンC。緑黄色野菜や果物、鶏肉などを積極的に食事に取り入れるようにしてください。
傷跡の保護
傷跡が服などで擦れてしまうと、傷跡が残る原因となってしまいます。手術後しばらくはガーゼや絆創膏などを貼って、傷をしっかりと保護しましょう。顔の場合は抵抗があるかもしれませんが、のちのち後悔しないためにも必ずガーゼや絆創膏を使うことをおすすめします。
紫外線対策
外部刺激の中でも特に影響が大きいのが、紫外線です。夏以外でも紫外線の刺激があることには変わらないので、紫外線を傷跡に当てないように気をつけましょう。特に、ガーゼや絆創膏を外すときには注意するようにしてください。

まとめ

従来の手術方法であれば、目立つ傷跡が残ってしまうことは少なくありませんでした。しかし最近ではくり抜き法が普及しており、この方法であれば従来の手術方法に比べてずっと傷跡が残りにくくなります。顔に粉瘤ができてしまった人にとっては朗報だといえるでしょう。
粉瘤の治療は、船橋などどこでも受けられます。船橋であれば、病院の選択肢も数多くあるはずです。粉瘤で悩んでいる人は、ぜひ早めに治療を受けるようにしてください。

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