仙台で粉瘤の手術を受ける|診察から手術の流れを解説

はじめに

皮膚の病気で有名なものに「粉瘤」という皮膚病があります。
季節や性別に関わらず誰でも発症する可能性があるものですが、いざ気づいた時にはどのような対処をすべきなのでしょうか?

ここでは、粉瘤の基本的な構造・仕組みから気になる治療・手術の流れなど、粉瘤をキレイに治していくためにはどうすれば良いかの方法をご紹介します。

仙台在住で粉瘤のことで悩んだ際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

粉瘤の仕組み

まずここで、粉瘤の基本的な仕組み・特徴についてご紹介します。
気が付くと、いつのまにか皮膚にぷつっとした異物ができた経験はありませんか?
蚊に刺されたということでもなく大人ニキビでもないなら、もしかしたらそれは「粉瘤」かもしれません。

粉瘤自体を知ることでその後の治療・手術までの流れがわかりやすくなるのでチェックしておきましょう。

粉瘤とは「アテロームとも呼ばれることもあり、良性の皮膚腫瘍の一種」と言われています。
原因は多くありますが、毛穴の一部が皮膚の内側にめくれて袋のようになり、その中に角質や皮脂が溜まって赤く腫れてしまう病気となります。

見た目も悪いのですが、痛みを伴うことが多いことや放っておくと大きく成長してしまうことがあるので、小さいうちから早めに手術による切除が必要だと言われています。

そのため、自分で勝手に潰してしまったり取ったりすると傷痕が消えずに残ってしまう特徴を持っているので触りたくても我慢することが重要なようです。

粉瘤を見つけたらまずは皮膚科クリニックに相談するようにしましょう。

粉瘤の治療から手術の流れ

ではここで、粉瘤の治療から手術・アフターケアまでの流れについて実例を含めてご紹介します。
もちろん、皮膚科クリニックによっても診察の仕方ややり方は多少違いますが、基本的な流れをご紹介します。

検査・診断治療の流れ
通常は、まず皮膚科クリニックへ行くと「視診や触診」で粉瘤かどうか・状態はどうかの検査を行います。
この時、特別な検査はなくほとんどの場合は皮膚内部に角質や皮脂を含んでいることを確認できたら「粉瘤」とみなされることが多いようです。

ひどく赤く腫れていたり、強い炎症を起こしていることがあればCT検査など精密な検査を受けることもあります。

また、ほとんどの場合、医師によって粉瘤と判断されれば手術が必要になるのですが「患部があまり大きくない場合」や「患部の状態がおさまりそうな場合」は経過観察として手術はしない例もあるようなので、医師からの説明をしっかりと聞くようにしましょう。

手術の流れ
粉瘤と判断され、手術が必要な場合はまず「粉瘤の大きさによって手術内容が変わることもある」ということです。
手術は主に「切開方法」と「へり抜き方法」の2種類あります。

どちらも患部の腫瘍を取り除く方法なのですが、従来までの一般的な手術法である切開方法では「皮膚を切開して腫瘍と袋に入った内容物を取り除く方法」になります。

最近のへり抜き方法は主に小さな粉瘤に適応した手術で、「皮膚をすべて切開することなく一部切開して内容物だけを取り出す方法」になります。

麻酔をしながら手術をするので痛みはなく、手術後は洗浄して3日~1週間程度様子をみます。
その時、炎症がある粉瘤だった場合は医師から薬を渡されることがあります。

診察から手術までの基本的な流れはこのようになりますが、人によって体質が違うように皮膚の構造も違うので、アフターケアの方法などは医師としっかり相談することをおすすめします。

具体的な流れのまとめ

粉瘤ができてから治療・手術するまでの具体的な流れのまとめはこのようになります。

  1. 診察
  2. 手術の説明・同意書作成
  3. 手術前検査・採血(クリニックによって異なります)
  4. 手術の予約
  5. 手術
  6. 再診(翌日・1~2週間後)

クリニックの中には日帰り手術というものも一部ありますが、ほとんどの場合は手術の日を決めて改めて受診します。
また、手術後も様子を見るために何回か通院することも必要になってくるので、時間に余裕を持つことや通院しやすい皮膚科クリニックを選ぶことも大切ですので覚えておきましょう。

手術後の再診に関しては、クリニックによって異なる場合もありますが、「基本的には翌日~3日後」に途中経過として再診するようにしましょう。

1週間後に再診した際に特に問題がなければこれで終了となります。

粉瘤治療は、どれだけ小さいサイズのものであっても、一度で完全に完治することはできません。
「通院する時間がない!」とスケジュール管理が難しいかもしれませんが、デリケートになっている皮膚をキレイに治していくのに大切な受診なのでぜひ身体を気遣うようにしてあげてくださいね。

粉瘤に炎症が起こっている場合の治療法

では、粉瘤に炎症や感染している場合の治療はどのようにするのでしょうか?
ここでは粉瘤に炎症が起こっている場合の治療法を3つご紹介します。

小さく麻酔をかけて内容物を取り出す方法
1つ目は粉瘤ができている部分に小さく麻酔をして中の内容物を取り出してしまう方法です。
中身を早く取りだしてキレイに洗ってあげることで炎症が鎮まるので、炎症を抑えるためや再発の予防として行うことが多いようです。

内容物を取り出した後、念のため「炎症がおさまってからも手術」を行います。

注射による治療法
2つ目は「注射を使って内容物を取り出す方法」になります。
これは、炎症を起こしている部分の切開を避けて注射器で内容物を取り出す方法です。

注射器は切開法に比べて内容物の抜き取りが不十分なこともありますが、炎症を抑えるステロイドが入った薬を粉瘤の袋の中に注射することで炎症を抑えていくという側面もあります。

抗生剤の内服治療
3つ目は「抗生剤を摂取して治療する方法」があります。
これは、塗り薬ではなく飲み薬による粉瘤の炎症を抑える治療法です。

しかし、あまりにも炎症や感染状況がひどい場合は少し効果が弱くなってしまうことがデメリットとしてあるようです。

まとめ

粉瘤は自分ではなかなか判断しにくい皮膚腫瘍の一種なので、必ず自分で対処しようとするのではなく医師に相談してから対処するようにしましょう。
特に診察・治療から手術を行う際は具体的にどのような手術方法があるのか・自分の粉瘤の状態はどうかを医師としっかり確認することや事前に知っておくことも大切になってきます。

仙台に在住している人は、ぜひ日常生活の中で通いやすい皮膚科クリニックを見つけて受診してみてくださいね。

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