2つの基準ですぐわかる!アテロームの手術費用を徹底解説

アテロームが徐々に大きくなり、日常生活に支障をきたし始めたり、顔や首などにできて目立ってしまうという場合は、手術を受けるようにとすすめられるでしょう。 しかし、アテロームは手術での治療法しかないって聞いたときこのような悩みを抱えていませんか。

アテロームの手術の費用って実際どのぐらいかかるのかな

アテロームの手術費用って保険適用されるのかな

アテロームの手術ってどこで受けるのが一番安く済むのかな

実はアテロームの手術は非常に簡単ですが、きちんと自分で選択しないと手術費用が余計にかさんでしまうようなポイントがいくつかあるのです。

今回の記事では、アテロームの特徴やその手術方法、手術の費用健康保険の適用などについてくわしく解説しています。手術への不安がある方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること
  • アテロームの手術費用
  • アテロームの手術は保険が適用されるのか
  • アテロームの手術費用を決める基準

アテロームを治療するには

アテロームの特徴

アテロームとは

表皮のすぐ下にできた嚢胞(のうほう)と呼ばれる袋状のものの中に、皮脂や角質といった老廃物が溜まってできた良性腫瘍のこと

良性の主要であるためアテロームがあるからといって命の危険があるわけではありません。しかし、放っておくとできものが徐々に大きくなり、炎症を起こしたり痛みが生じたりします。

アテロームの手術の治療は手術が必要

アテロームを治療するためには、外科的な手術が必要です。これは、嚢胞の中に溜まってしまった老廃物と同時に、嚢胞自体も取り除くことで、再発を防ぐためです。

アテロームができた場合、皮膚科、形成外科もしくは美容外科を受診することになります。その初期では様子を見るケースもあるものの、炎症や痛みが起こる前に手術を受けるようにとすすめられる場合が大半でしょう。

アテロームの手術を受ける場合は、「小切開摘出術」と「くり抜き法」の2種類があり、このどちらかを選択することが一般的です。しかし、外科的な手術を受けることに、身体面・費用面で不安を抱き、なかなか踏み切れないという方も多数おられるようです。

そうした不安を解消するため、「小切開摘出術」と「くり抜き法」の方法と、それぞれの費用について詳しく見ていきましょう。

アテロームの2種類の手術方法

アテロームの2種類の治療方法のどちらを選択するかは、アテロームができた部位やその大きさで関わってきます。

小切開摘出法

「小切開摘出術」

アテロームを切開し、その内容物を摘出するという治療法です。

①アテロームの大きさに合わせて、その2倍程度の大きさを上限にレモン型に切開します。
②組織から嚢胞を剥離させたうえで、ピンセットで嚢胞ごと引っ張り出していきます。

メリット
ちゃんと縫合するので、傷がふさがるまで1週間ほどと、さほど時間がかからない
デメリット
縫合のあとはしばらく残ってしまうため、顔や首元などの人の目に触れやすい部位には不向き

くり抜き法

「くりぬき法」

特殊な器具(専用のパンチ)を用いて嚢胞に穴を開け、内容物を絞り出すという手術法

メリット
数ミリの穴から内容物を摘出していくため、非常に手術の跡が残りずらい。

傷口が小さいので縫合する必要がない場合もある

デメリット
アテロームが大きい場合は、中の内容物が取り切れずに残ってしまう場合があるため、再発のリスクが切開法よりも高い

ごく小さな穴ですむため、縫合しないこともあるが、この場合は傷がふさがるのに2週間から3週間ほどかかるケースもある

どちらの治療法を選択した場合も、手術そのものにかかる時間は、15分から30分ほどしかかかりません。よほどアテロームの症状が進行していない限り、局部麻酔で手術を終えることができ、日帰り手術が可能になっています。

アテロームの手術費用の2つの基準

アテロームの手術費用が決まる際の基準は2つあります。

「アテロームができた部位が露出したところなのか、露出していないところなのか」

露出していると分類される部位とは

頭部(顔面も含む)、頸部、手足のひじから指先にかけて、膝から足の指先までが、

これ以外の部位にできた場合が、露出していないところにできたアテロームということになります。
露出したところの手術費用のほうが若干高いものの、どちらにしても、支払う金額がさほど高くならないのは、健康保険が適応されているからです。

3割負担の方の場合、露出していないところの支出が5,000円程度、露出しているところの支出が15,000円程度になります。

「アテロームの大きさ」

アテロームの大きさによって手術時間や術式が変わることもあるため、大きさも費用の基準の一部となっています。

  直径2cm未満 直径2cm以上4cm未満 直径4cm以上
露出している部位 1,660点 3,680点

4,360点

 

  長径3cm未満 長径3cm以上6cm未満 長径6cm
露出していない部位

2,110点

4,070点 9,480点

(参考ページ:医科診療報酬点数表)

しかしこれはあくまで手術料に限ったものです。実際に支払うのは、こうした手術料に初診料、検査費用、処置料、薬代などを加えたものになります。それでも、アテロームの手術費用としては20,000円ほどの出費ですむのが一般的です。

費用についてあらかじめ詳しく知っておきたいという人は、病院の会計窓口に依頼して費用の概算を出してもらうこともできます。気軽に相談してみてください。

手術費用の具体的な計算方法

次に、アテローム手術の費用についてより具体的に知りたいという方のために、保険点数をもとにした詳細な内容を見ていきましょう。
健康保険が適応されるアテローム手術の場合は、先に説明した通り「アテロームができた部位」や「アテロームの大きさ」によって手術の点数が異なります。

 直径2cm未満直径2cm以上4cm未満直径4cm以上
露出している部位1,660点3,680点 4,360点
 長径3cm未満長径3cm以上6cm未満長径6cm
露出していない部位 2,110点4,070点9,480点

保険点数は10円を1点として計算されるため、実際の自己負担額は、保険点数×自己負担の割合(3割負担の場合は3)となります。

露出部以外にある直径3cm未満のアテロームを摘出する場合
保険点数は2110点。2110点×3(自己負担割合)で、6330円を支払うことになります。また、いくつかのアテロームを同じ日に摘出するケースでは、それらの大きさを合算して算出することになっています。

ここで注意していただきたいのは、自由診療を採用している医院もあるということです。特に美容外科では自由診療の場合が多いため、美容外科での手術の場合は注意しましょう。費用の計算方法も施設によって異なるため、事前のカウンセリングで費用や治療方法などについてしっかり確認しておきましょう。

まとめ

アテロームの治療には、保険診療が適応されています。アテロームの大きさやできた部位によって費用が異なりますが、保険診療の範囲内であれば、もろもろの費用を含めても20,000円程度の支払いですむのが一般的です。

手術が必要になるからといって、さほど高額な支払いにはなりません。それでも費用面での心配が拭えない場合は、医院の会計窓口にあらかじめ問い合わせ、費用の概算を出してもらいましょう。

アテロームは、自然に治癒するということがありません。少しでも費用を抑えたいと考えるなら、なるべく早期に皮膚科などで受診し、適切な処置を受けることをおすすめします。

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